社会の発展と人類の進歩に伴い、欧米諸国の人件費は非常に高く、我が国の人件費の優位性は徐々に失われつつあります。高効率化は人類社会の発展のテーマとなっています。同様に、ダイヤモンドソーブレードユーザーは効率、つまり切れ味を第一の目標として追求する傾向が強まっています。特に欧米のユーザーに顕著で、国内ユーザーも徐々にこの方向に変化しつつあります。以下では、ダイヤモンドソーブレードの切れ味を向上させる3つの方法、すなわち配合の最適化、ダイヤモンドの整然とした配置、そしてダイヤモンドのろう付けについてご紹介します。
1. フォーミュラの最適化
従来のダイヤモンドソーブレード製造工程(粉末とダイヤモンドを混合・成形し、その後固相焼結(場合によっては少量の液相焼結))では、金属粉末とダイヤモンドの配合の選択がソーブレードの切れ味向上の鍵となります。この工程には技術的な障壁がなく、高いコストパフォーマンスが非常に重要です。当社は、鋭利なダイヤモンドソーブレードの配合について、さらなる研究を重ねてきました。第3部では、コスト効率の高い鋭利なドライカット花崗岩の配合についてご紹介します。
2. ダイヤモンドの整然とした配置
ダイヤモンドを整然と並べることも、鋸刃の切れ味を向上させる効果的な方法です。従来のダイヤモンド鋸刃は、マトリックス内のダイヤモンドがランダムに分布しているため、蓄積や偏析が発生しやすく、切断速度が低下します。ダイヤモンドは鋸刃ヘッド内で整然と配置されているため、刃ヘッド内のダイヤモンドを継続的に研磨し、研ぎ澄ませることができ、鋸刃の切断性能を効果的に向上させることができます。・当社のテストと検証によると、同じ条件(同じマトリックス、同じダイヤモンドのグレードと濃度)では、整然と配置されたダイヤモンド鋸刃の切断速度は、従来の鋸刃よりも20%以上高速です。
3. ろう付けダイヤモンド鋸刃
ろう付けダイヤモンド工具とは、ダイヤモンド研磨材と化学反応を起こし、鋼板と冶金的な結合を形成できるはんだをろう付け接合することで作られるダイヤモンド研磨工具を指します。ダイヤモンドの切れ味は鋭く、焼結鋸刃に比べて鋭い切れ味が最大の利点です。
ろう付け鋸刃は、消防緊急鋸刃とも呼ばれ、主に消防、救助、事故処理などのほか、特殊な状況・環境下での迅速な対応が求められる場面で使用されます。従来のダイヤモンド工具は石材やコンクリートなどの特定の対象物しか切断できませんでしたが、消防緊急用ダイヤモンド工具は幅広い用途に対応し、石材やコンクリートだけでなく、鉄筋や各種建築資材など幅広い切断能力を備えています。国内のろう付けダイヤモンド工具の年間生産額は1億人民元を超えています。
投稿日時: 2021年9月14日